益田警察署は10日、市内の30代男性がSNSを通じた「交際あっせん詐欺」の被害に遭い、約119万円をだまし取られたと発表しました。

発端は先月18日のこと。
男性がSNSアプリを閲覧中、見知らぬ女性アカウントから「調教してほしい」などのメッセージが届き、添付されたリンクから別のSNSアプリに誘導されたといいます。

そこで女性の写真を見せられた男性は、好みの女性を選んだ後、さらに別のSNSアプリをインストールするよう指示されました。「西野」と名乗る受付係から「ミオ」という女性を紹介された男性は、やりとりを続けるうちに実際に「ミオ」と会う約束をしましたが、「会うためには会員カードが必要」と言われたということです。

「西野」に会員カード作成費用の請求を受けた男性は、指定された電子マネーアプリのアカウントに送金。その後も「会員カードの有効化手続き費用」や「システム修復費用」などの名目で複数回の送金を求められました。

結局、8月19日から22日までの4日間で計5回、合計約119万円を騙し取られたとみられています。

警察では、次の点に注意するよう呼びかけています。

・ SNSで知り合っただけの人を簡単に信用しないこと
・性別や年齢に関係なく誰でも被害に遭う可能性があること
・会ったこともない人から振込みを指示された場合は詐欺を疑うこと