東京2025世界陸上に向け鳥取市で事前キャンプを行っていたジャマイカ代表選手団が、10日、戦いの地・東京へ向け出発しました。

10日朝、鳥取砂丘コナン空港で搭乗手続きを済ませた一行は、2階の出発ロビーに上がり、リラックスした表情を浮かべ飛行機の到着を待っていました。

9日は鳥取市内のホテルで記者会見が行われ、選手7人と役員2人が大会への意気込みなどを語りました。

女子800メートル ナトヤ・グール・トバン 選手
「私は大会ではベストを尽くしたいと思っています。国だけを代表していない、家族のためそしてファンのために走ります」

男子400メートルハードル ロショーン・クラーク 選手
「この大会では私が今までやって来たトレーニングを出して予選を通過しメダルを目指していきたい」

今月初めから順次鳥取入りし、ヤマタスポーツパーク陸上競技場で調整を続けてきた選手たち。
充実した練習環境に食事など、快適なキャンプだったと振り返りました。

女子ハンマー投げ ナヨカ・クルニス 選手
「(ハンマーを)力強く投げると結構穴が残ってたりするんですけど、ここでは次の日になると、その穴がないです、普通の状態に戻っていることがすごくびっくりしました」

そして、何より人の温かさややさしさが身に染みたということです。

男子800メートル ナヴァスキー・アンダーソン 選手
「(壮行会で)子どもから初めて世界大会のメダルを受け取りました。すごく心に残ります。これから家に帰ったら額に入れて飾りたいと思っています」

ジャマイカ代表選手団 ジュリエット・パークス 副団長
「鳥取みたいなすばらしいところはありません。比較できません」

鳥取の地で身も心も最高のコンディションに仕上がった選手たち。
戦いの地・東京へ向け笑顔で出発して行きました。

世界陸上は東京の国立競技場で今月13日から21日まで。
BSSでは連日生中継で放送します。