中学生になり英語の授業が始まるなど、小林さんは戦時中とは正反対の学生生活を送ることになりました。
小林只典さん:
「なんであんなことが、あんな大きな戦争が起きたかという不思議、疑問そういうのをずっと思ってまして…。そういう話に食いついていく」
小林さんは今年、戦時中の暮らしを伝える活動を始めました。
終戦から8月15日で79年。
世界では今も戦争や紛争が起き、若者がその最前線に立っています。
戦時中を生き抜き、平和とは何か、人生を通し考え抜いてきた小林さんは今の若者にこう訴えます。
小林只典さん:
「若い連中が端から引っ張られて今度は前線に立たされて消耗品ですよ。命が消耗品に使われる。だから平和を求めるなら政治から目を離すな。私は声を大にして言いたいです」