戦争の記憶を未来につなぐシリーズ つなぐ、つながるです。

今回は戦時中に浸透していた軍国教育について山梨県身延町の男性の証言です。
入社2年目、羽田記者の取材です。

小林只典さん:
「とっとこ とっとこ歩いてる 兵隊さんはきれいだな 兵隊さんは大好きだ」



身延町北川に住む小林只典さん、90歳。
口ずさむのは、70年以上前の戦時中、学校の授業で習った兵隊をたたえる歌です。

小林只典さん:
「もう『兵隊さんは大好き』に仕向けられているわけです」



太平洋戦争が始まる1941年(昭和16年)6歳だった小林さんは身延町の当時の小学校、冨里国民学校に入学し軍国教育を受けます。

小林只典さん:
「学校でも何かって言えば戦の練習ですから」