雨と共に「強風」も…
強い風も吹きつけました。八戸市では、午前6時過ぎに21.5メートルの最大瞬間風速を観測。県内各地で倒木も発生し、三戸町、七戸町、五戸町で道路を塞いだ木の撤去作業が行われました。

台風5号は、時速15キロというゆっくりとした速度で東北地方を横断し、この後、日本海に進む見込みです。

異例の進路をたどる台風に、リンゴ農家も警戒を強めています。
鰺ヶ沢町では、実の落果被害や枝折れ防止のため、追加で支柱を立てる人の姿が見られました。

リンゴ農家は
「いままでにないパターン。太平洋側から津軽海峡や日本海側へ向かう台風は、あまりなかった。どういう形になるのか想像がつかない。風がどのくらい強くなるのか心配…」

気象台によりますと、13日午後6時までに予想される24時間降水量は、津軽で120ミリ、下北と三八上北で80ミリで、県内は14日にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するよう呼びかけています。