定例県議会が開会し、青森県の宮下宗一郎 知事は、大雪で被害を受けたリンゴ園の復旧費などを盛り込んだ23億円余りの補正予算案を提出しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「米価高騰をはじめとした物価高への対応、産業・交流を支える基盤等の充実強化、子ども等の学びを支える教育環境の整備の3つを柱として予算措置を講ずることといたしました」
補正予算案は約23億9000万円です。
このうち、昨シーズンの大雪で甚大な被害を受けたリンゴ園の復旧に向けて、苗木を増産する業者への補助を行うため1700万円余りを計上しています。
また、物価高対策として県産のコメの購入に使える電子クーポンを18歳以下の子ども一人あたり5000円分などを支給する事業に約10億円を盛り込みました。
定例県議会は、10月6日までの日程で行われます。
一方、17日は、県議会議員の定数などを検討する委員会が開かれ、総括案が示されました。
自民党会派が当初示したものと変わらず定数は「48」から「46」へ、2つある“飛び地”は「解消」、“1人区”は「7つ」から黒石市の「1つ」に減らすというものです。
委員会は次回、再来年2027年の県議選まで周知期間を1年設けるとしていて、その場合、2026年2月に開会する議会での条例改正が必要としています。