「緊急地震速報の範囲、かなり広いと思って驚きました」

 3日朝の緊急地震速報は、午前6時31分42秒に最初の揺れ、P波を感知しました。そこから4.8秒後の午前6時31分47秒に緊急地震速報の第1報が発表され、そのわずか0.5秒後に第2報に修正されています。その際は我々が目にした近畿から東海、関東、東北までの広い範囲に緊急地震速報が出ました。

 P波を観測した段階でマグニチュード6.5だと推定したんですが、「もっと大きいのではないか、M7.4ではないか」となって、第2報に修正したということになります。その結果、近畿地方や東北地方に至るまで緊急地震速報が発表されたということになります。

――緊急地震速報の範囲がかなり広いなと思って驚きました。

 この段階ではマグニチュード7.4と推定。阪神・淡路大震災のマグニチュードが7.3ですので同規模の地震のエネルギーとみて、日本の広範囲にわたって震度4くらいの揺れを観測するのではないかというふうに予測したことになります。