発言の真意は?吉村知事「番組内で明確に否定した」

吉村知事は、「万博は国家プロジェクトであって、大阪府や市が赤字を負担するのは筋が違う」と否定したものの、一言、「そう」と応じた吉村知事の発言は橋下氏の考えに少し同調したようにも取れます。翌日、記者からこの発言の真意を問われた吉村知事は、「番組内で明確に否定している」としたうえで・・・

(吉村知事)
「僕自身が思うのは、やはり赤字が出た場合にどうするのか、また黒字が出た場合にどうするのか、そういったことについて一定の時期が来ればきちんと議論して、方向性を定めるべきだと思います。それは国、大阪府・市、経済界、この3者が責任を持って進めてるわけですから、ここで僕は、一定の時期、万博開幕までの適切な時期に僕は一定協議をするべきだろうというふうに思っています」

チケット収入によってまかなわれる万博の運営費。協会の中に”出”の部分を管理するポジションを置いたり、国で執行状況をチェックする機関を設けたりするなど、運営費の支出が増えないように監視しているとしつつ、”入り”の部分、チケット収入を増やすべく機運醸成に取り組む、との考えを示しました。