崩落した区間は今後も地滑りのおそれがあるため、国土交通省は、隆起して広がった海岸に仮の道路を整備し、住民と緊急車両に限って通行が可能になりました。

通行再開に先立ち近くの名舟漁港には住民や関係者およそ50人が集まり、国土交通省の担当者が、余震や悪天候などで通行止めの可能性があることや、道路の幅が狭い区間ではゆずり合って利用するよう呼びかけました。この区間の東側にある輪島市の南志見地区は、市役所などがある中心部と行き来する場合、これまでは能登町の山間部を経由するなど遠回りを強いられていましたが、今回の通行再開で大幅な時間短縮となります。