2年後、2027年の石川県議会議員選挙に向けた、議員定数見直しをめぐる議論で、
石川県議会の5つの会派は17日、内灘町より北の8つの選挙区をそれぞれ合区にして4つの選挙区に集約した上で、全体の定数は1議席増やす案でまとまりました。

石川県議会では現在、議員1人あたりの人口が最も少ない「珠洲市鳳珠郡」を1とした場合、最も多い「かほく市」との間で2倍以上の格差が生じていて、石川県議会各会派の代表者らは、こうした格差の是正に向け、協議を重ねてきました。
これまでの議論では、能登地域の8つの選挙区を4つに統合し1人区を解消。その上で、「かほく市河北郡選挙区」の定数を1増やす案について、最大会派の自民党を含む4つの会派が同意しました。

一方、この案では、合区後の「輪島市珠洲市鳳珠郡選挙区」の議員定数は、合区前の定数を合わせた3が維持されます。この場合、人口がより多いにもかかわらず、定数が2のままの「加賀市」と「能美市能美郡」、「野々市市」の選挙区との間で逆転現象が起こります。














