案内役の品質管理課・高倉慎一さんによると、全国1067店舗の「ドトール」で出すコーヒーの豆はすべて、この工場で焙煎しているとのこと。しかも、その焙煎のやり方が普通とは全く違うんだそう。
その「違い」を出すのが…
高倉さん:世界最大の直火焙煎釜です。

そもそも、直火焙煎って…?
現在はコーヒーを焙煎するとなると、コーヒー豆をいれた釜にバーナーで温めた熱風を送り込んで豆を炒る「熱風焙煎」が主流。

ところが「ドトール」の工場は、焙煎釜の下のこの部分から火を当てて直接豆を焼く「直火焙煎」方式を採用しています。
高倉さん:直火焙煎の方が、豆の芯までじっくり熱が通って、豆本来の香ばしさと甘味が引き出せるんです。

直火焙煎のほうがうまくやれば美味しくなる、とはいうものの、火を直接当てるとなると、とにかくその火加減が難しい。その火加減は、この道22年の焙煎士さんが担当。香りや、煙の量などを細かくチェックし続け、空気の量のわずかな調整で火加減をコントロールしているんだそうです。

こうして作られた直火焙煎のコーヒー豆は、毎日国内全ての「ドトール」ショップ1067店舗に配送され、各店舗ごとに挽いてお客さんに提供されます。
この直火焙煎したてのおいしいブレンドコーヒーが「ドトール」を支えているんですね。
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続いて取材したのは…東京の下北沢にある「ポストコーヒー」というお店。社長の下村さんに話を伺いました。

ーー「ポストコーヒー」さん儲かってますか?
下村社長:はい、儲かってます。2年前の3000万から10倍の3億でがっちりです!
ただ、儲かってるという割には、失礼ながらお客さんはまばらな気が…。
