大の里の横綱昇進からさかのぼること200年 相撲どころ・石川が生んだ最初の横綱・阿武松緑之助 「大食漢」「待ったが多い」の逸話も残る力士は今“清澄白河”に眠る

驚異的なスピード出世で第75代横綱となった大の里。石川県津幡町の出身です。小中高といったアマチュアでも比較的相撲が盛んな土地で「相撲どころ」と呼ばれることの多い石川県。大の里は石川県出身として3人目の横綱です。大の里の前といえば、「蔵前の星」の愛称で親しまれ、「黄金の左」と形容される左四つからの攻めを武器に、北の湖とともに一時代を築いた第54代横綱・輪島です。昭和の角界での輪島の活躍を記憶している相…