原油相場はアジア時間11日、急伸した。米国がイランへの新たな攻撃を開始したことで、停戦は一段と不安定になり、戦争の長期化を招く恐れが出ている。

ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は、一時2.7%高の1バレル=92.45ドルまで上げた。前日は2%超高で取引を終えていた。北海ブレント先物は93ドル近辺で引けた。

米軍は10日、前日に続いてイラン国内の「複数」の標的に対する攻撃を実施したと発表した。これに先立ち、トランプ大統領がイランが暫定的な和平合意に向けた協議を遅らせていると非難していた。またイランは、いかなる脅威にも断固として対抗すると表明していた。

今回の攻撃は、米軍の攻撃ヘリコプター「アパッチ」撃墜への報復として9日に実施された攻撃に続くものだ。敵対行為の再燃により、2月下旬の開戦以来、原油や燃料、天然ガスの供給を滞らせているホルムズ海峡がほぼ封鎖された状態が長引く恐れがある。

10日に発表された米政府の統計によると、原油在庫は先週720万バレル減り、7週連続の減少となった。オクラホマ州クッシングの主要貯蔵施設の在庫も小幅に減少した。

原題:Oil Surges as Fresh US Strikes on Iran Threaten Fragile Truce(抜粋)

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