トランプ米大統領とウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長は、経済について頻繁に意見交換していると、 ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が明らかにした。

自身は電話の内容を聞いていないとしながらも、大統領が金利決定を巡ってウォーシュ議長に圧力をかけていることは「間違いなくない」と強調した。

「ケビン・ウォーシュ氏と大統領は、ニューヨークやフロリダでの長年の付き合いがあり、経済についていつも話をしている」と、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで発言。「私もケビン氏と話すし、ベッセント財務長官も同様だ。だから、それは特段ニュースではない」と語った。

また、トランプ氏は「FRBの独立性を尊重している」と述べた。

両氏が定期的に電話で話していることは、近年のホワイトハウスとFRBの関係を巡る慣行からは異例であり、大統領が中央銀行の政策決定に影響力を及ぼそうとしているのではないかとの懸念を招いている。

歴代の大統領とFRB議長が電話や会談を行った事例はあるが、その頻度はまれだ。通常、FRB議長が政権側と接触する際の主な窓口は財務長官であり、両者はほぼ毎週朝食会を開いている。また、FRB議長はNEC委員長とも定期的に連絡を取り合っている。

トランプ氏は、ウォーシュ氏の前任であるパウエル前議長について、利下げの判断が「遅すぎる」と繰り返し批判してきた。一方で、ウォーシュ氏については、これまで金融政策運営でより多くの裁量を与える姿勢を示している。

ハセット氏は「今のFRBには、党派的な駆け引きではなく、経済指標に基づいて正しい判断を下すと大統領が100%信頼している人物がいる」と述べた。

ブルームバーグはこれまで、トランプ氏とウォーシュ氏は5月以降、複数回にわたり電話で協議していると、関係者の話として報じた。関係者の1人によると、トランプ氏はウォーシュ氏の経済見通しや見解について尋ねたものの、具体的な政策対応を取るよう求めることはなかったという。

原題:Trump, Warsh Talk About Economy ‘All the Time,’ Hassett Says(抜粋)

--取材協力:Josh Wingrove、Michael McKee.

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