(ブルームバーグ):世界の食料価格は、7月に約3年ぶりの高水準に上昇した。重要な穀物輸出ルートをめぐる懸念の再燃に加え、主要生産地域で悪天候が続いたことが響いた。
国連食糧農業機関(FAO)が7日発表した報告書によると、7月の食料価格指数は前月比0.6%上昇した。穀物や砂糖、植物油の上昇が指数を押し上げた。
世界の食料市場では米国・イラン戦争によって混乱が生じていたが、今は収穫の悪化や貿易をめぐる不確実性、根強い天候への懸念に注目が集まっている。
ロシアとウクライナによる攻撃の激化は、黒海の主要な穀物生産地域からの供給をめぐる懸念を強めており、7月の小麦価格は2年ぶりの高値に押し上げられた。欧州では猛暑で作物が深刻な被害を受け、穀物収穫量は過去最大級の落ち込みとなる見通しだ。一方、米国の主要生産地域では乾燥が広がり、トウモロコシや大豆の収量を脅かしている。
世界の小麦価格は7月に5.8%急騰し、前年同月比ではほぼ10%上昇した。トウモロコシは6月比で3.6%上昇し、植物油指数は2022年6月以来の高水準となった。
FAOの食料価格指数は国際的に取引される食料品価格を対象としているため、価格変動がスーパーの店頭価格に反映されるまでには時間がかかる可能性がある。
原題:Global Food Prices Hit Three-Year High as Supply Fears Build (1)
(抜粋)
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