サッカーワールドカップ(W杯)は時に世界最大のスポーツイベントとも呼ばれるが、米国の受け止めは異なるようだ。30年ぶりに大会を開催するにもかかわらず、国内のムードは盛り上がりに欠ける。

米国、メキシコ、カナダ3カ国での共同開催となる今回のW杯は、11日(日本時間12日)に開幕する。

モーニング・コンサルトがブルームバーグの委託で5月下旬に実施した世論調査によると、米国の成人の過半数が、大会期間中に行われる104試合のいずれも自宅で視聴しない可能性が高いと回答した。一方、確実に視聴すると答えた人は13%にとどまった。

大会への関心は世代によって温度差があることも分かった。最も関心が高いのは、最年長でも20代後半のZ世代だ。一方、現在60-70代のベビーブーマー世代は最も関心が低く、75%がサッカーファンではないと回答したほか、約半数はアルゼンチン代表のスター選手リオネル・メッシを知らないと答えた。

問題の1つとして、多くの米国人が十分な情報を持っていないことが調査から浮かび上がった。大会についてかなり詳しく、またはそれ以上に知っているとの回答は全体の4分の1にとどまった。一方、約40%は大会に関する情報をほとんど見聞きしていないと答えた。

約2000人を対象とした今回の調査によると、米国人がW杯について見聞きした内容の多くは否定的なものだった。最も多かったのはチケット価格の高さで、約30%が問題を認識していた。高額なチケットや販売方法を巡っては反発が広がっており、州当局による調査に加え、米連邦議会の議員約70人が価格引き下げを求めている。

次に多かったのは、主催者である国際サッカー連盟(FIFA)がトランプ米大統領に初の「FIFA平和賞」を授与したことだった。決定については、31%が強く反対すると回答したのに対し、強く支持すると答えた人は16%だった。

原題:American Boomers Ask ‘Who’s Messi?’ as World Cup 2026 Arrives(抜粋)

--取材協力:Daniela Sirtori.

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