半導体メモリーメーカーのキオクシアホールディングスは米国で高利回り債22億ドル(約3250億円)を起債し、初の社債発行で海外のクレジット市場に本格参入した。

事情に詳しい関係者によると、当初は総額15億ドルの発行を目指していたが、5年債と8年債をそれぞれ11億ドルずつ起債した。

利回りは5年債が6.25%、8年債が6.625%で、いずれも当初提示された水準より0.125ポイント低く設定された。関係者は公に発言する権限がないとして匿名を条件に語った。

調達資金は、優先株の買い戻しや一般的な事業目的に充てられる予定だという。取引はモルガン・スタンレーが主導した。

S&Pグローバル・レーティングとフィッチ・レーティングスはいずれもキオクシアの格付けについて、投資適格級を1段階下回る水準としている。キオクシアは、より流動性の高い市場で資金調達を探る日本企業の1社として、リスク志向が強い海外投資家の呼び込みを図っている。

原題:Japan Chipmaker Kioxia Sells $2.2 Billion of Bonds in Debut Deal(抜粋)

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