業績不振が続くイトーヨーカ堂は、セブン&アイ体制を離れて初めて「食品スーパー」を都内にオープンしました。4000人が行列をつくりました。

記者
「午前10時です。オープンと同時に続々とお客さんが入っていきます」

平日のど真ん中にもかかわらず、ショッピングセンターにできた4000人の長~い行列。ここはきょう、イトーヨーカ堂がオープンした食品スーパーです。

「揚げたてのカレーパンいかがですか」

店舗限定のカレーパンや地元の農家が育てた野菜など地域に根差した食品が並びます。さらに、429円のバーガーはこのボリューム。学生など若者のニーズにも応える狙いです。

イトーヨーカ堂 伊藤弘雅 営業本部長 
「チェーン店ではありますが、この店独自のこの店にしかない、ここに来ないと食べられないものを作って強みにしていきたい」

イトーヨーカ堂 山本哲也 社長
「首都圏という好立地を残念ながら活かし切れていなかったと反省。入社して初めて利益が計画を上回ると」

おととい、セブン&アイはイトーヨーカ堂などコンビニ以外の事業をアメリカの投資ファンドへ売却しました。

5年連続で最終赤字となるイトーヨーカ堂は今後、「食」の強化で業績を回復させたいとしています。