イギリスで世界各国の軍需企業が最新の技術や製品をアピールする世界最大級の見本市が始まりました。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルからの出展もあり、会場の外では抗議デモも行われています。
記者
「こちらはラトビアのスタートアップ企業が作った、自立型のドローン迎撃機です。カメラがとらえた映像をAIなどを使って分析し、迎撃するということです」
防衛装備品の見本市には世界各国から1700以上の企業が参加。先進技術を持ったIT企業などおよそ4割が初出展で、日本からは9社が参加しています。
会場では日本、イギリス、イタリアが共同開発する次期戦闘機についての討論会も開かれました。
開発を管理する機関「GIGO」 岡真臣 首席行政官
「1+1が2でない、3にでも4にでもなるような取り組みをしていくことが非常に重要ではないかなと」
一方、見本市にはイスラエル企業も出展していたことなどから、会場の外では抗議活動が行われました。
武器貿易反対キャンペーン 広報担当 エミリー・アップルさん
「イスラエル企業の出展は大量虐殺を助長することになります。出展企業は虐殺に加担していて、彼らこそ犯罪者です」
各国が防衛費を増額させる中、見本市には4日間で5万人以上が来場する見込みです。

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