一部のサイトは「自社ボット」を導入

ポーカー業界が収益を上げるには、テーブルが常に埋まり、ベットが絶えない状態が理想的です。

そして、ポーカーボットは、そのための簡単な方法なのです。

誰がいつログインしても、常に進行中のゲームがあり、誰も空のテーブルを見たくありません。

テーブルもゲームも、常に動いている必要があるのです。

人間だけではこれは難しいでしょう。なぜなら、大多数の人間は同じような時間にログインするからです。

驚くべきことに、一部のポーカーサイトは、テーブルを賑わせるために「自社ボット」を使っている、という話まであります。

これが、まさにオンラインポーカーの「黒い秘密」なのです。

ポーカーの主要サイトが自社ボットを使用しているという明確な証拠はありませんが、プレイヤーの信頼低下は大きな問題を引き起こしています。

控えめに見積もっても、世界のオンラインポーカー人口は1億人を超え、デジタルテーブル上で数十億ドルがやり取りされています。

しかし、ボットを規制しなければ、この人口も金額も減少していくでしょう。

問題は、ボットを排除するための規制機関が存在しないことです。

すでにポーカーの楽しさは失われつつあります。

勝ち目のない、感情のない機械とネット上で対戦しても、面白いと感じるでしょうか。面白くなければ、人々はポーカーをプレイしなくなります。

オンラインポーカーの未来は、この「黒い秘密」にどう向き合うかにかかっていると言えるでしょう。