繊細なガラスアート作品が並ぶ富山市ガラス美術館を1月1日、震度5強の地震が襲いました。同じ建物「TOYAMAキラリ」の中には富山市立図書館もありますが、そこでは蔵書がほとんど崩れ落ちる被害がありました。ガラス美術館でも、作品が落ちて割れるなどの大きな被害が出たのでは…とみられていましたが、結果は意外なものでした。
富山市西町にある複合施設「TOYOAMAキラリ」に入居する富山市立図書館では、今回の地震の影響で本が床に散乱。天井の一部が崩れ落ちました。


同じく「TOYOAMAキラリ」に入居する富山市ガラス美術館。

世界的建築家の隈研吾さんが設計に携わったスタイリッシュな館内には、2階から6階に展示コーナーやショップなどがあります。2015年開館以降、「『ガラスの街とやま』を目指したまちづくりの集大成」と銘打って、国内外の現代ガラス美術作品を展示してます。その数、300点以上。
能登半島地震による作品の破損などが心配されましたがー。
富山市ガラス美術館 土田ルリ子館長:「そこまでの被害が出なかったんです」
地震の揺れで破損したのはたったの3点。いかにして繊細なガラスアート作品を守ったのでしょうか。










