くさびや粘着シートで補強…
美術館は2日から営業予定でしたが、余震が続いたため休業することに。
富山市ガラス美術館 土田ルリ子館長:「余震がおさまるまでは、8日までは、作品を一回全部床に置いて、1番転がることのない体制で待っていたんですね」
余震が落ち着いてからは、さらなる地震対策に力を入れました。
富山市ガラス美術館 土田ルリ子館長:「こちらの作品は同じ作家の立てるタイプの作品を展示していたんですけども、今回は平置きできるタイプの作品に変えています」
展示作品は見た目から安定感が伝わるものに一部変更。

富山市ガラス美術館 土田ルリ子館長:「くさびのようなスポンジを4か所つけてずれたりしないようにしていますし…。真ん中には転倒防止の粘着シートを入れたりしています」

学芸員らが手作業で作品1つ1つの展示方法を見直し15日、営業を再開しました。
来館者:「日常生活と違うことをすれば、心が落ち着きますね。毎日ニュースを見ていて。避難した人とか見ていて…ちょっと忘れられるかな」

富山市ガラス美術館 土田ルリ子館長:「きょうは再開できまして感無量というところもあります。まだまだ美術館に行くような気持ちの余裕はないかもしれないですけれども、美術館に来て、いつもとは違うゆったりとした時間を過ごしていただいて。そういう場になれればいいなと思っています」










