難しいだろうけど「挑戦してみよう」と…

長きにわたって城端の町を見守ってきた大杉。最後は多くの人に見守られながら、500年を超える生涯を終えました。

もめん屋・木村二三枝さん:「最後までずっと見ておったけど、とうとうなくなったなぁ、さみしくなるね」

善徳寺輪番・亀渕卓さん:「城端のこの別院を見守ってもらったわけだから。ありがとう、ごくろうさんそういうところですよね」

この大杉の命を次の世代につなごうという動きがあります。

南砺福野高校農業環境科の3年生が大杉の穂からクローンを作ろうというのです。



福野高校 山下太嘉さん:「地域から愛されている木だと思うので」

福野高校 重原勇斗さん:「絶やさず後世に残していけるっていう」

福野高校 高川柊羽さん:「期待に応えたいなと思います」

生徒たちからの提案で始まったこのプロジェクト。

しかし、樹齢500年を超える大杉は生命力が乏しく、失敗の可能性も大きいいちかばちかの賭けです。

実際、中には茶色く枯れてきているものも。

福野高校 島田誠治先生:「生徒たちがやってみたいということで、難しいだろうけど挑戦してみようと」
