アメリカの連邦最高裁は、パスポートに記載する性別を出生時の男性か女性に限定するとしたトランプ政権の方針を認める判断を示しました。
トランプ政権は今年1月、パスポートに記載する「性別」について、申請者の自己申告ではなく、「出生時の生物学的な性別」に限定する運用に改め、記載は「男性」または「女性」のみに限定する方針を示しました。
これについて、連邦地裁はトランスジェンダーなど性的少数者の権利を侵害するとして差し止めを命じていましたが、最高裁は6日、この判断を覆し、政権の方針を認めるという判断を示しました。
出生時の性別を記載することについて、最高裁は「出生国を表示することと同様に平等保護の原則に違反するものではない。政府は誰かを差別的扱いにすることなく、単に歴史的事実を証明しているだけだ」などとしています。
ただ、最高裁の判事は6人が保守派、3人がリベラル派で、リベラル派は全員が反対意見を表明しました。
バイデン前政権は2021年に、パスポートに記載する性別について、男性でも女性でもない選択肢として「X」を新設し、トランスジェンダーなどに配慮し、多様性を重視する姿勢を示していました。
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