樹齢500年以上。越中の小京都と称される富山県南砺市、城端の街を江戸時代から見守ってきた大杉がある事情から伐採されました。街のシンボルでもあった大杉との別れを余儀なくされた理由とは。そして次の世代へ大杉を繋ぐ動きも始まっています。

今月上旬、富山県南砺市城端の街のシンボル、樹齢500年以上の大杉が伐採されました。

城端の住民:「やっぱりさみしいねぇ」

「仕方ないとはいえさみしいです」

南砺市城端にある城端別院・善徳寺。

本願寺第8代蓮如上人によって1470年頃に現在の南砺市福光に建立され、その後1559年に今の地に移築されました。

大杉はそのころから植えられていたとされ、戦国時代からこの町を見守ってきました。

城端の街並みを記した現存する最古の地図。

1726年いまからおよそ300年前に書かれたものですが、善徳寺の境内には、すでに立派な杉の木が…。500年以上この地に根を張ってきましたが…。

善徳寺・寺事長・石村宗明さん:「ずっと空洞です。ずっと上まで空洞だと思う」
