25日夜、富山県の黒部宇奈月温泉駅付近で緊急停車した北陸新幹線の乗客1人が無断で線路上に降りたため一時運転を見合わせ、約6000人に影響が出ました。

JR西日本によりますと、25日午後6時20分ごろ、敦賀行き「かがやき511号」で異音がしたため、黒部宇奈月温泉駅の手前9キロ付近で停車しました。
その後、運転手が車両から40代男性乗客が線路内に降りたことに気づき、乗客保護と安全確認のため、北陸新幹線は上越妙高駅~富山駅間で運転を見合わせました。
男性は緊急停止から約2時間後、8キロメートルほど離れたところで保護されました。
このため北陸新幹線は上下線計12本、最大2時間40分の遅れがでて、約6000人に影響が出ました。
男性は非常時に手動でドアを開けるための非常用ドアコックを操作し外に出たということで、JR西日本などは男性が降車した理由や異常音の原因について調べています。