プロゲーマーの生活とは
“トップオブトップ”のプレイヤーともなれば年収は億超えともいわれるプロゲーマー。立川さんの収入源は大会での賞金に加え、所属チームからのスポンサー料、ゲーム動画配信による広告費や投げ銭など多岐にわたります。

立川さんの1日のスケジュールをみると、午後1時に起床。午後3時ごろから「ストリートファイター6」の練習とゲーム配信に4時間。1時間の食事休憩をはさみ、午後8時から午前3時ごろまで再び練習と配信。就寝は朝6時というゲーム中心の生活を送っているといいます。ゲーム中心の生活となり、立川さんは腱鞘炎がひどく、毎晩アイシングをして寝るといいます。

立川さんが2年ほど前から始めたのはキックボクシング。現実世界でも強くなりたいという考えではなく――
プロゲーマー 立川透さん
「筋肉っていうよりはどちらかというとメンタル部分の強化かなと思っています。そのきつい時間が(相手に攻められた)画面端にいる時間だと思って、ここをどれだけしのげるかみたいな気持ちでやる時が多いですね。ここもう一回腕立てできないと負けるみたいな。プロ格闘ゲーマーをやるってなった時点で、死ぬときに思い浮かぶ自分の人生って7、8割は格闘ゲームになるんですよ。その“格ゲー”にどれだけ時間を費やしたかが僕の人生だと思っていて」