18歳でプロゲーマーとして道を選択
格闘ゲームに全てを注ぎ込む、その信念のルーツとは。
立川さんは浄教寺の次男として生まれ育ちました。
趣味でドラムをやっていた住職の父の影響を受けて、中学・高校と吹奏楽部に所属していましたが――

浄教寺住職で父親の証さん
「大学行く時には音楽の道をやっていきたいと言うて東京に出たんですけど、帰ってきてみたらゲームをやるという風に急に方向転換していて、ちょっとびっくりしました」
小さい頃から「自由に生きろ」と言い聞かせていたという父の証さん。息子は父の言葉通り、当時18歳、大学生ながらプロのゲーマーとして生きていくことを選びました。
記者
「実際にプレーを見られたことありますか?」
浄教寺住職で父親の証さん
「配信も結構見たりしていますし、やっぱり子どものファンって変ですけど、一番笑わせてくれるし、ドキドキさせてくれるし。本当はこうだったのにとか、もっと違う道があったのにとか、後悔しながら生きるとつまらないと思うので、本人が納得がいく人生を送ってくれたらいいと思います」
立川さんは家族からの期待を胸に、ストリートファイターの日本最高峰リーグ「ストリートファイターリーグ」にも出場。今シーズンは名古屋チームの一員として挑んでいます。

プロゲーマー 立川透さん
「いまからやるのはカプコンさん公式のストリートファイターリーグっていう日本国内の一番レベルの高いリーグ戦。チームで分かれて4対4で戦うんですけど」
この日はチームの大将に。両者マッチポイントを迎える激闘を演じます。最後は必殺技を決め、チームを勝利に導きました。
プロゲーマー 立川透さん
「筋トレが生きましたね。メンタル生きたなって思いますね。だいぶ強気で当たれたのが、勝因だったのかなと思いますね」
さらなる高みを目指し今後もその活躍に目が離せません。
立川さんは来年3月に開催される優勝賞金100万ドル(約1億5000万円)を手にできる「カプコンカップ」への出場を目指し、残り2つの予選大会に挑みます。