6月の富山県高岡市の市長選で自民党が推薦していない候補を応援したとして、嶋川武秀県議が党の高岡市連から戒告処分を受けた問題。嶋川県議が再審査を請求する中、市連は28日一転して処分を白紙撤回しました。

自民党高岡市連の全体役員会。開始直前に姿を現したのは、市連幹事長を務める嶋川武秀県議です。

28日に議題となったのは、ことし6月の高岡市長選をめぐる嶋川県議の行動でした。

自民党が推薦していない出町譲氏の総決起集会で上映された映像に嶋川県議が登場しました。

嶋川県議は4年前に出町氏らと会派「高岡愛」を立ち上げた経緯があります。

自民党高岡市連は、これらの行動が出町氏の応援にあたるとして、10月1日嶋川県議に対し戒告処分を下しました。

しかし、嶋川県議は――

嶋川武秀県議
「弁明の機会とかしっかり手続きなく、なあなあで進んで『はい、戒告』という。その口頭注意、戒告、役職停止、8段階、何段階ありますけど、なぜその段階でそういうことだったのかということも明確になかった」