全員が前を向いての給食もその一つですが、「黙食」ではありません。


児童:
「最近はちょっとしゃべり声も大きくなってきて、給食の時間も楽しくなってきた」

それでも、以前と比べるとおしゃべりは控えめなようです。

児童:
「まわりみて食べてた時もあったかもしれませんけど、おぼえてるのは前向いて食べてることだけなので」


児童:
「話すことなくなっちゃって結局無言のまま終わっちゃうから」
「感覚がもう・・3年ぐらいずっと無言だったよね」

一方でこんな声も・・・

児童:
「コロナがないころはみんなマスクしてなかったけど、今はみんなマスクとった姿が恥ずかしくてとらない。そこが変わった」

今年は、地域や異なる学年との交流や行事も少しずつ復活してきました。

6年生の担任:
「過去のことを知らない子たちが多いので、そのあたりどうやって作り上げていくかの問題はあったが、そのなかでできることをやってきたつもりですけど」

新型コロナをきっかけにした変化の一つが、児童全員に貸与されているタブレット型端末の活用です。

1年生の図工で子どもたちが見ているのは、自分たちの作品を写した写真。

吉田小学校ではほとんどの授業でタブレットを取り入れていて、意見の集約や共有がしやすいなどといったメリットがあるとしています。

こうした新しい学びの手段を生かしながら、対面での関わりも大切にしたいと校長は話します。


松島良次校長:
「(コロナ禍で)人と人とのコミュニケーションという部分で弊害があったんではないかなと感じているので、いままで経験できなかった子ども同士のかかわりや、地域の方とのかかわりを感染予防しつつ経験させてあげたい」