13年前の3月12日に、長野県栄村で震度6強を観測した長野県北部地震。
栄村では、この地震をきっかけに村を離れた人もいるなど、人口減少と高齢化が進んでいます。
こうした中でも地元の人が自然と集まる場所が出来ています。
平日のお昼時に栄村でにぎわう場所があります。

森宮野原(もりみやのはら)駅交流館。
火・木・金曜日の週3日、ランチ営業をしています。
メニューはうどん2種類とシンプルですが、客の多くが楽しみにしているのは…
記者:
「お目当ては?」
客:
「お総菜」

地元の主婦たちが手作りしたお総菜です。
しかも、食べ放題!
次第に増えていったというお総菜は、今では常時7~8種類に!
仕込みは、営業開始の2時間前に始まります。
半戸寿子(はんど・としこ)さん:
「これはシメジ」
記者:
「シメジ? 大きい!」
半戸寿子さん:
「だからカレー味のフライに」
日替わり総菜は、その日ある食材を見て、何を作るか決めています。
記者:
「お総菜のメニュー表はない?」
半戸寿子さん:
「ないですね、うどん屋さんなので天ぷらは必ず出す」
この日のスタッフは、栄村出身で隣の新潟県津南町(つなんまち)から通う半戸寿子さんと、津南町出身で近くに住む広瀬貞子(ひろせ・さだこ)さんの2人です。
半戸寿子さん:
「かき揚げはそれと何入れる?」
広瀬貞子さん:
「ごぼう?」
半戸寿子さん:
「ごぼう!にんじん終わった?」
広瀬貞子さん:
「少し天ぷらに回します?」
2人:「笑」
広瀬貞子さん:
「こんな感じです」
主婦のアイデアと手際の良さから次々と生み出されていくお総菜。















