■大注目!牛深のきれいな海水で作る「雑節」 

実は現在この「雑節」がだしを扱う業界で注目の食材なんです。特に熊本県牛深産の物は年々需要が増え、現在の生産量は・・・

津田水産 津田 満 社長
「量的にも金額的にも日本一」

自信の一品

津田()水産((つだすいさん)」は30年以上にわたり、雑節をつくっている会社。商品は大手食品メーカーなどに卸していて幅広く使われています。

津田社長
「(雑節は)だいたいサバ節、イワシ節がポピュラー。サバはこくがあっておいしい。ウルメイワシは甘みがあって上品な味」

大手企業からも引く手あまたの牛深雑節(うしぶかざつぶし)。秘密はこの地域ならではの製法にあります。それは牛深の綺麗な海水で煮る「海水()き」です。 

きれいな海水だからこそできる技

津田社長
「海水で炊くとミネラル分も豊富になるし、非常においしくなる」

そしてもう1つ重要なのが乾燥です。機械を使わず1週間以上かけて自然乾燥します。

津田社長
「機械でやればすぐ乾きはするんですけど、中の繊維が壊れて削った時にいい削りにならない」