8日未明に全国各地で皆既月食が観測されました。天文台を併設した熊本県南阿蘇村のホテルでは宇宙の神秘を楽しむ宿泊客の姿がありました。
「すごく綺麗」
「南阿蘇ルナ天文台オーベルジュ森のアトリエ」では、宿泊客が皆既月食を観察しました。皆既月食とは太陽と地球、そして月が一直線に並ぶことで月が完全に地球の影に覆われる現象です。

日本全国で見られるのは約3年ぶりです
午前1時半ごろ、まずは少しずつ月が欠けていきます。
東京から「こんなに欠けるの速かったっけと思いますね」
そして…

記者「午前2時半ごろ、月が地球の影にすっぽり入り、赤く染まる皆既月食が始まりました」
太陽の光が地球の大気を通ることで赤い光だけが月に届き、月が赤く黒く見え始めます。

東京から「初めてこんなにちゃんと見られたかなと思います。今まで私の年齢とかもありますけど、深夜まで起きられなかったのもあって、やっとちゃんと見られて良かったなと思います」
阿蘇市から「綺麗ですねやっぱり。見てよかったと思います。明日職場の人にも見せてあげようかなと思います」
子どもも眠い目をこすりながらも見ることができました。

大阪から「いつもと違ってた色も。オレンジ オレンジ」
国立天文台によりますと、次回の皆既月食は来年3月3日で、今回よりも早い時間帯に見られるということです。