メンズエステで「施術中の女性従業員の体を触った」と因縁をつけ、現金を脅し取ろうとしたとして、男2人が熊本県警に逮捕されました。

恐喝未遂と風営法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定でメンズエステ店経営の亀﨑日向容疑者(23)と、住所不詳でメンズエステ店従業員の井上拓真容疑者(25)です。

2人は、法令で性的サービスを提供する店の営業が禁止されている熊本市中央区帯山で店を営業した疑いと、今年1月、24歳の男性客に「女性従業員の体を触った」と因縁をつけて「警察に相談してもいいんですよ」などと言って現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。

警察によりますと、男性が「店とトラブルになっている」と110番通報して発覚しました。

従業員に指示「わざと触れ」

2人は女性従業員に「わざと客の際どいところを触ってマッサージをし、客を興奮させて、自分たちの体を触るように仕向けろ」と指示し、「触ったら2人が駆けつけて金を請求する」と話していたといいます。

警察は「捜査に支障がある」として、2人の認否や供述を明らかにしていません。

他にも同様の通報や相談が警察に寄せられていることから、警察は2人が女性従業員に対し、故意に性的なサービスをさせたうえで計画的に客から慰謝料名目で100万円単位で金を脅し取っていたとみて捜査を続けています。