事前に準備「国から予算」のハードル高く

交通渋滞と鉄道の混雑。菊陽町の住民や通勤している人は共通して「早めの対策はできなかったのか」と口にします。

菊陽町民「こういう変化があるとわかっていたら事前に準備はできたんじゃないかなと思って」

通勤客「もうちょっと早めに対策を打ってくれるんだったら打ってほしかったなと思いますね」

菊陽町民「(対策が)継ぎはぎで、もう少し計画的にした方が良い気はしますね」

事前に十分な対策が進められなかったのか。

菊陽町によりますと「将来的に渋滞が深刻になりそうだ」という段階では国からの交付金などの予算化はハードルが高く、実際にTSMCの工場が完成して渋滞が深刻化してから、道路整備の予算に関する要望が実現したということです。

菊陽町 まちづくり推進室 久保克也室長「別枠の予算として道路の整備ができるようになったというところで、全体の道路ネットワークがおおむね5年以内に整備できると、スピード感を持った対応ができるようになったと」