福岡空港の運用時刻、いわゆる「門限」に間に合わず11日夜、羽田発福岡行きの日本航空が北九州空港に着陸した事例がありましたが、国内空港の運用はどうなっているのか調べてみました。

熊本空港を運営する「熊本国際空港」によりますと熊本空港の離発着時間は午前7時半から午後9時半に設定されているということです。

一方で、熊本空港では悪天候などを理由に航空会社から「時間延長」の申請が「熊本国際空港」と「熊本空港事務所」の2つに事前に提出されれば、最大1時間の延長となる午後10時半までの利用を許可しています。

しかし、午後10時半以降については夜間の騒音被害を考慮し、着陸を原則認めていません。

「熊本国際空港」の担当者は少なくとも熊本空港が民営化された2020年4月以降に設定時間に間に合わず着陸を許可しなかった事例はないとしています。

熊本空港の現在の最終便の到着時刻は羽田発熊本行で午後9時となっていて、仮に熊本空港に着陸できない場合の代替着陸地については、各航空会社の判断になっているということです。

ちなみに24時間運用可能な国内の空港は「新千歳」「羽田」「中部」「関西」「北九州」「那覇」の6か所で、他の空港は定期便運航に関しては運用時間が定められています。北九州空港が代替の着陸地に選ばれたのはこういう理由もありそうです。