TSMC進出に伴い、人の動きが活発になった熊本県菊陽町や大津町などの周辺自治体では、盛り上がりを見せる一方で、住民たちが共通して口にする不満もあります。その現状を取材しました。

「渋滞を懸念」工場周辺の物件が人気に

今年8月にできたばかりの大津町のマンション。

アズマシティ開発 東伸彦社長「車で10分ぐらいでTSMCに行けると」

TSMCの工場から約2キロの場所にあるこの物件は、半導体関連企業の従業員や工場建設に関わる入居者が多いといいます。

東社長「渋滞を気にされるので、どうしても工場周辺の物件を探す方が増えてきている」

菊陽町や大津町の物件を管理する不動産会社によりますと、TSMC周辺のマンションやアパートは需要に対して不足している傾向で、その分、熊本市内から通う人が増えているということです。