□ 初公開作品 広島城 大小天守

今回、初公開となる島さんの最新作「広島城 大小天守」です。明治初期の古写真をもとに造られました。



現在の広島城は、「大天守」だけが再現されています。



しかし、当時は、その両隣りに2つの建物「小天守」を備えていました。樹木の間から小天守の姿をとらえた唯一の写真を解析して、東小天守と南小天守を連結していた姿を再現しました。





城郭模型作家 島 充さん
「東小天守が写ってるんですね。これが発見されたのが、平成13年(2001年)でしたっけ。自分で作って、いろんな方向から見て、広島城はこんなにすごかったんだと思ってドキドキしちゃったんですね」

毛利輝元が築城した在りし日の広島城。唐破風と呼ばれるカーブしたような形状の屋根もジオラマでよみがえらせました。



島 充さん
「唐破風が写っていたというのは、すごい衝撃だった。広島城には唐破風1個もないというイメージだったわけですから、びっくり」

災害や戦火で傷ついたジオラマ作品も展示されています。

□ 広島城 -壊滅と再生-

原爆により倒壊した当時の姿と再建に向け 施工直前の姿



そして島さんは、天下の名城・熊本城も手掛けています。