音の反響を聞き分けて捜索「ベテランは魚が通ったことも分かる」

呉水中処分隊 森田敏郎 隊長
「今、掃海がある程度できているので、船が安全に航行できているけど、港の近くとかで発見されず眠っているものもあるので…(旧日本海軍・陸軍の)爆弾・砲弾などをわれわれが直接、処分する」

EODは、数十人の隊員で構成されています。基本は少人数の班ごとで行動し、訓練、機材管理などをしながら24時間体制で緊急時に備えています。

これは、海中で音の反響を聞き分けて捜索するための機雷探知機です。

桑村きらり 3等海曹
「機雷に反応すると救急車のようなピーポーピーポーと音がする(岩や砂には?)反応します(音は違う?)違うけど、似ているので間違えやすい、特に岩が。ベテランは魚が通ったのがわかる。わたしはそこまでわからない」

発見された爆発物は、現場で処理されるか、爆発の危険のないものは海から移動した後で処分されるそうです。

桑村きらり 3等海曹
「ここの中に空気を入れて、200キロまでのものを水面まで持ち上げる」

機雷は、船に接触して爆発するだけでなく、音や磁気などに反応するものもあります。このため、空気ボンベは磁気を帯びないアルミ製です。

桑村きらり 3等海曹
「鉄のボンベよりアルミのほうが軽いので、わたし的にはうれしいです」