原付バイクで男性に衝突し、引きずってけがをさせたとして、広島県警は24日、国勢調査員の男(78)を傷害の疑いで現行犯逮捕しました。

警察によりますと、男は24日午後0時45分ごろ、廿日市市佐方の路上で、運転する原付バイクを男性(45)に衝突させたうえ、引きずってけがをさせた疑いが持たれています。

警察の調べに対し、男は「相手側がバイクの前に立ちふさがりぶつかってきた」と供述しているということです。

男性が「バイクでひかれた」と警察に通報。現場に駆けつけた警察官が男を現行犯逮捕しました。男性は左腕を打撲するなどのけがをしました。男と男性に面識はなかったということです。

警察は、2人の間に何らかのトラブルがあり、男性が立ちふさがったところ、男がバイクを発進させたとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。

廿日市市によりますと、男は8月8日から非常勤の国家公務員として任用され、9月20日からは、担当区域の家庭を訪問し国勢調査票を届ける仕事をしていました。

廿日市市経営政策課は「事実関係の把握に務めるとともに、警察による捜査への協力をしてまいります」とコメントしています。