機雷に反応しないように、可能な限り音を立てずに入水

この日、機雷処分を想定した訓練が行なわれました。機雷は、『死なない兵器』と呼ばれます。
上官 上田繁 2等海尉
「発見される爆発物の爆薬は、ほぼ機能しないといわれています。100%そうなのか?というと、状態を見ないとわからないない。動かせるものか、海中で処分しないといけないものかを判断しています」
この潜水具は、半閉式スクーバ。海中で呼吸の泡をあまり出さない構造になっていて、静かな潜水作業を可能にしています。
EODは、機雷に反応しないよう、可能なかぎり音を立てず入水します。桑村さんは、視界の悪い中、ハンドソーナーの音だけを頼りに訓練用機雷を探します。
桑村きらり 3等海曹
「(機雷が)目の前にあったら、やっぱり怖いので、そうならないよう慎重に慎重に…。万が一、近かったら、ゆっくりすぐ離れる」