「売り上げなんか関係ない。ぜんざいが売れてるのがいいんだよ」

――取材の場でそう笑い飛ばした富士家代表の大嶺隆さん。でも実際には、屋台販売だけでピーク時に年商3億円超を記録し、卸売りに転換してからはそれをさらに上回る売上を叩き出しているお店です。那覇市泊の住宅街の一角で、1991年に創業した「ぜんざいの富士家 泊本店」を訪ねました。

“溶けても薄まらない” 老舗の人気ぜんざい

富士家といえばコレ!

富士家のぜんざいで最初に驚くのは、氷の存在感です。ただの削り氷ではなく、金時豆を煮た際に出るうまみたっぷりの煮汁を、独自製法でおよそ3日かけて仕上げた「だし氷」。溶けるにつれて甘みが広がり、最後の一口まで味が薄まらない設計になっています。