少女を誘拐し性的暴行を加えた罪に問われ一審、二審ともに懲役5年の実刑判決を受けた米兵が、判決を不服として最高裁判所に上告したことが分かりました。
この裁判は2023年、米軍嘉手納基地所属のブレノン・ワシントン被告が、16歳未満の少女に声をかけ、わいせつ目的で自宅に連れ込んで性的暴行を加えた罪に問われているものです。
ワシントン被告はこれまでの裁判で無罪を主張していて、一審では同意がないと認識したあとも性的行為を継続し、悪質さが際立つとして懲役5年の実刑判決が言い渡されています。その後の控訴審では、福岡高裁那覇支部が一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
福岡高裁那覇支部によりますと、弁護側は控訴審判決が言い渡された今月10日の午後、最高裁への上告受理申立書を提出し、受理されたということです。