8日、那覇市のホテルで男性が息子に刺され殺害された事件で、現場から複数の刃物が見つかっていたことが新たに分かりました。警察は10日、息子の身柄を那覇地検に送りました。

殺人の容疑で送検されたのは、住所不詳、無職の首藤凛眞容疑者(20)です。

警察によりますと、この事件は8日夕方、那覇市の国際通り沿いにあるホテルの一室で、凛眞容疑者が、父親の謙隆さん(46)の首や顔を刺すなどして殺害した疑いが持たれているものです。

事件当時、部屋にいたのは凛眞容疑者と謙隆さんの2人で、現場から、複数の刃物が見つかっていたことが新たに分かりました。

謙隆さんの体には抵抗した際にできる防御創のような傷が複数あり、司法解剖の結果、死因は首を刺されたことによる失血死だったことが判明しました。

また、凛眞容疑者は母と謙隆さんと旅行で沖縄を訪れていて、この日ホテルにチェックインしたばかりだったということです。

警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。