
熱中症にならないための対策も重要ですが、自分や周りの人が熱中症になってしまった場合の応急処置について症状別に見ていきます。
消防庁によりますと、熱中症の症状は軽い順に「めまい」「立ちくらみ」など、続いて、「頭痛」「吐き気」など、そして重症度が高い症状としては「意識障害」や「けいれん」などがあります。
いずれの症状の場合も、まず、涼しい場所に移動して安静にする必要があります。
そして、「めまい」「立ちくらみ」などの場合は「冷やした水分・塩分の補給」、「頭痛」「吐き気」などの症状があれば「衣類をゆるめて体を冷やす」、「意識障害」や「けいれん」の症状が見られる場合には「衣類をゆるめて体を冷やす」のと同時に、急いで救急車を要請する必要があります。
氷や保冷剤などで体を冷やす際は首の回り、わきの下、太ももの付け根など太い血管の部分を冷やすと効果的です。
また、症状が軽い場合でも改善しなければ病院を受診するようにしてください。