高市政権が発足して初めての本格論戦の場となった臨時国会がきょう閉会します。国会前から今後の課題について中継でお伝えします。
政府・与党としては、きのう成立した補正予算で一部野党の賛成も取り付けるなど一定の成果をあげた一方、重要課題をめぐっては結論が持ち越しとなりました。
焦点の一つだった衆議院の議員定数削減をめぐっては、きのう、高市総理と日本維新の会の吉村代表が会談し、来年の通常国会で実現を目指すことになりました。
定数削減をめぐっては自民党内から慎重な声があがるなど与党内も一枚岩とは言えず、ある自民党議員からは「このゴタゴタが来年も続くと思うとゾッとする」と先行きを不安視する声も出ています。
今後は各党の一致点を見いだす作業をリードすることが出来るのか、与党としての姿勢が問われることになりそうです。
一方、野党側は、この国会から公明党が加わりましたが、与党を攻める決め手に欠いた印象です。
ガソリンの暫定税率の廃止法案などの成果もありましたが、高市政権の支持率は高止まりしたままで、野党の政権批判に世論がついて来ませんでした。
立憲民主党の複数の幹部からは「何をやってもウチが批判される。今はじっと我慢している時だ」とのぼやきが聞かれました。
来年の通常国会では世論を味方につけられるか、野党側の手腕が試されます。
注目の記事
初詣にまで物価高の波が… お守りやおみくじの“値上げ”相次ぐ

びわ湖の水位「-71cm」で“道”や“石垣”現れる 漁師たちは大打撃「次世代が漁をしていけるのかが一番問題」県などに改善求める声

「地域の宝」守りたい 部活動の地域移行が活発化も…全国大会32回出場”名門”マーチングバンドも資金調達に苦戦 富山

「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…【後編】

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】









