中国地方で行われている全国インターハイ。自転車「ケイリン」の北中城高校の久貝一心(くがい・いっしん)選手が県勢第1号となる金メダルを獲得しました。
アジア選手権ジュニアの部「1キロタイムトライアル」で準優勝するなど、この世代で圧倒的なスプリント力を持つ久貝。去年のインターハイでは準優勝。高校最後となる今大会での雪辱を誓っていました。
レースでは周りに囲まれ5番手につけますが、残り2周を切るとインから仕掛けます。
――1位に浮上したときを振り返って
「内に入るのは基本危ないんですけど、行くならここしかないと」
一気にトップに立つと、ラスト1周でぐんぐん後続を突き放し先頭でフィニッシュ。初優勝を決め、喜びを爆発させました。

「やっと日本一を取ることができて、少しは恩返しというか、応援に応えられたかなと。今までのインターハイよりもめちゃくちゃ楽しいインターハイだったので、一生の思い出になる夏を過ごせた」
高校最強を証明した久貝は、さらなる高みを目指して月末には世界選手権に出場します。