日本軍と共に生きるか死ぬか。日本軍による「軍官民共生共死」の住民指導が、集団自決を引き起こしました。

▼新垣キヨさん(96)
「(自決の前に)みんな『天皇陛下万歳』と言っていましたよ。これを当たり前と思っているわけ。 教育勅語で天皇陛下は日本で一番偉い人だと。自分たちはそういう教育をされてきているから」

新垣さんと家族は、手りゅう弾の爆発から離れていたため、奇跡的に命をつなぎましたが、日本軍は、集団自決から生き残った住民に銃を向けました。

「兵隊が来て、住民に向かって弾を撃つのを、私見たんですよね。玉砕場から生き残っていて、兵隊さんが居る壕にみんな入るから。 それで住民が大騒ぎするから軍の兵隊が弾を撃つんですよ。民間人に向かって」

新垣キヨさん(96)

「戦争のころの人たちは、もうあまりいない、もうもほとんどが亡くなって、渡嘉敷ではもう一番年配で。戦争体験の話をするのは自分ぐらいしかいないという考えで。じゃあ、もうやってあげよう(話そう)と」

――今年は戦後80年、今改めて思うことは

「思い出したくないですよ本当に。戦争だから、人が亡くなってもかわいそうともなんとも思わなくなる。戦争というのは二度とやってはいけません。本当に。恐ろしいことです」

テレビの前の皆さんも今だからこそ話したい、伝えたい話はありませんか。
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