ドラフト会議当日。龍山選手の周りには、3年間をともに過ごしたチームメートの姿がありました。

「きついときもこの野球部15名で乗り越えてここまで来たので、野球部のみんなには感謝しかないです」「沖縄には自分のことを応援してくれる人もたくさんいると思うので、早く1軍に上がって、活躍している姿を見せていきたい」

仲間の祝福を受ける龍山選手

仲間に祝福される龍山選手を近くで見守っていた、母・ゆみ子さんと、父の浩之さん。

▽母・ゆみ子さん
「小さいときからスポーツが大好きで」「本人の夢がかなって私も嬉しいです」「高校3年で野球を引退して、終わってしまった寂しさはあったんですけど、次はもうプロ野球という世界に飛び込んでくれたので、また楽しみが増えました」

プロの世界で両親に夢の続きを見せる

家族に、仲間に支えられ、夢への一歩を踏み出した1日。感謝の思いを胸に、憧れの舞台で恩返しを誓いました。

<取材MEMO>
当面は1軍での出場を目指し、将来は日本代表するキャッチャーになりたいと抱負を語った龍山選手。今後の飛躍が期待されます。

このほかドラフト会議では、沖縄市出身で神戸国際大付属高校の津嘉山憲志郎選手が、ホークスの育成ドラフト7位で、南城市出身の木下勇人選手が同じくホークス育成11位で指名を受けました。(取材 片野達朗)