アイスホッケーは、プレイヤー5人とキーパー1人の1チーム6人で戦う。選手の入れ替えが激しい、走りまくるスポーツ。

スティックで、円盤型のパックを打ち合い、相手のゴールにパックを入れることで
得点を競う。そのハードさから、別名「氷上の格闘技」と呼ばれるほどで、体と体がぶつかる迫力や、スピード感が見どころだ。
2024年7月。九州で行われたアイスホッケーの「飯塚アイスパレス杯」で、沖縄サザンヒルジュニアアイスホッケークラブが優勝を果たした。

▽監督 稲井秀光さん
「監督をさせてもらってから4年半経つんですけど、正直、ほとんど大会で勝ったことがありませんでした。ただ、今回初めて決勝に進めた、そして優勝することができました」

優勝の決め手は、「経験の長い子どもたちが集まったこと」。年に2回しか試合の機会がないチームだったが、今年から性別や年齢にとらわれず試合経験を増やすことができ、結果につながった。
▽子どもたち
「サザンヒルジュニア優勝したぞー!」
アイスホッケーの魅力を子どもたちに聞くとー
「スピード感がかっこいい」
「シュートするところとか、パスが通って、そのアシストになるところ」
「勝った時にうれしい」
“沖縄唯一”を楽しめる「サザンヒル」。お客さんにその魅力を聞いてみると…
▽西原町から毎週訪れる親子
「室内で涼しい環境でスポーツできるので、あまり汗もかかなくていい」
▽那覇市から来た小学3年生
「野球ボールの球がよく打てる」
「バットが上等で打ちやすいです」
▽スケートリンクにいた人
「あさ10時から開場するので、10時から午後6時まで、週2でずっといます」
「夏休みというのもあって涼みに来てみたんですけど、結構寒いですね(笑)」

<取材MEMO>
県民に親しまれる「サザンヒル」。ここを舞台にした漫画もあるほどで、ウインタースポーツ未経験のウチナーンチュたちが沖縄でカーリングをはじめる「南風原カーリングストーンズ」。ぜひお楽しみください。
実際にサザンヒルには、カーリングの体験会やアイススケートの入門コースもあります。滑るのが怖い、という方にも、丁寧に滑り方を教えてくれるのでおすすめです。(スケート入門コース。幼児~大人まで、日曜の午前・午後に開催)